六星占術とは
いまの世の中、両手に余るほどの占いがあります。とても古い時代から伝えられているものもあれば、つい最近になり、突然話題にのぼってきたものもあります。洋の東西を問わず、私たちはそうした占いに関心を寄せてきました。その理由はただひとつ、誰もが幸せな人生を送りたいと思っているからです。逆の見方をすれば、不幸や災厄から逃れたいという願いのあらわれともいえましょう。
「六星占術」は、そうした不幸・災厄がいつやってくるのか、それを簡単に、しかしきわめて正確に言い当てることができます。それは、4000年以上の昔から、中国の権力者たちが、みずからの権力の座を守るために駆使してきた算命学や万象学を土台とした膨大な統計にもとづいているからです。生年月日さえわかれば、ひとりの人間の運命は、生まれてから死ぬまで、日ごとに予知できる──それが「六星占術」なのです。
◆人間の運命
人間の運命は、ある意味で大自然、そして大宇宙とリンクしています。人間がもともと大自然・大宇宙に生を受けた存在であることを思えば、それは当然でしょう。「六星占術」で解き明かしているのは、その大自然・大宇宙が刻んでいるリズムの仕組みです。自然界でも、おだやかな日があるかと思うと、土砂降りの雨や激しい風が吹き荒れる日もあります。ポカポカと温かい日があれば、こごえるほど寒い日もあります。それと同じように、人間の運命もまた、おだやかに推移するときと嵐のように荒れるときがあるのです。
◆12の運気
そして、それは〈種子〉〈緑生〉〈立花〉〈健弱〉〈達成〉〈乱気〉〈再会〉〈財成〉〈安定〉〈陰影〉〈停止〉〈減退〉という、12の運気によって示されます。これが毎年、毎月、そして毎日、私たちを支配します。それが事前にわかっていれば、心の準備をすることができますから、被害を最小限にとどめることができるでしょう。それが幸せを手にする第1歩なのです。