六星占術を学ぶ

生かされている存在であることを自覚

多くの人は、占いというと、半ば信じ、半ばお遊びで、付き合おうとします。それはそれでもちろんかまいません。しかし、かといって、今の自分だけを過信して生きていこうとするのは、いささか傲慢といわざるをえません。というのも、私たち人間は、100%自分の意志で生きているとはいえないからです。自然界の中で生かされている部分もあるのです。そこのところを考え違いすると、しばしば大きな落とし穴にはまってしまいます。なんでも自分の意志だけでどうにかなると信じるのはかまいませんが、現実にはそう簡単に行きません。むしろ、思いどおりにならないことのほうが多いといっても過言ではありません。そこで、ときには、人間といっても、自然界に生かされている存在なのだということを自覚する機会が必要になります。それが、実は"大殺界"の本当の意味なのです。"大殺界"に支配されたとき、私たちはみずからのちっぽけさをいやおうなしに感じさせられます。しかし、それにより、より真剣に人生を生きていくことができるのではないでしょうか。その意味で「六星占術」は、単なる占いではないのです。