目標に向かって行動しよう
年始に計画を立てる方は多いものです。「こんなことをやってみたい」「あんな夢を叶えたい」と語ることは簡単ですが、そこに向かって一歩踏み出せる人は意外と少ないのが現実です。
私の会社でも年末に面談を行い、1年を振り返りつつ来年の目標を確認しています。しかし「完璧にやりました!自分でも満足しています」という回答はまれです。誰しも目標に対して達成できたこととできなかったことはあるものですよね。
大切なのは、一度の失敗で諦めないこと。「継続は力なり」という言葉通り、良いことは習慣として積み重ねていくことが重要です。失敗を糧に、粘り強く続けることが、後々結果につながるものです。
欲を持とう
最近は欲が少ない人が増えているように感じます。食欲、睡眠欲、性欲という人間の3大欲求はもちろん大切ですが、それ以外の「何かを手に入れたい」という欲求も人生を動かす原動力です。
昔なら「異性にモテたいからお金を稼ぎたい」「いい車に乗りたい」「素敵なレストランで食事をしたい」など、様々な欲求が仕事へのモチベーションになっていました。でも最近は「所有しない方がいい」という考え方が広まり、物への執着や欲求が低迷しているように見受けられます。
もちろん、身の丈に合った生活をすることは大切です。しかし「あんな場所に行ってみたい」「こんなものを手に入れたい」という欲求があることで、人は行動力を発揮するものです。
目先のお金だけを追いかけるのは心の豊かさを失うかもしれませんが、適度な欲を持ち、それに向かって進む人の方が成功をつかみやすいと感じます。
私自身も、現在の生活を維持することはもちろん、まだ見ぬ世界を体験したいという欲求があります。新しいことへの意欲を持ち続けることが、若々しさや人生の楽しさを保つ秘訣ではないでしょうか。
社会に貢献しよう
「社会貢献」と聞くと、大金を寄付するようなことを想像するかもしれません。しかし、それだけではありません。
例えば、一生懸命子育てに励む主婦の方々も、立派な社会貢献をしています。少子化が進む現代、子どもを産み育てることは国の未来を支える大切な役割です。また、会社で真摯に働くことも、社会を支える重要な貢献です。
すぐに「嫌だ」と投げ出したり、自分の失敗を環境のせいにして職を転々とするのではなく、一つのことに誠実に向き合うことが大切です。
社会貢献できる人には「感謝の気持ち」を持てる人が多いように思います。自分がしてもらったことに感謝し、今度は誰かの役に立ちたいという気持ちから、貢献する心が生まれるのではないでしょうか。
私自身も母の影響で、動物保護施設への寄付や震災時の支援など、できる範囲での社会貢献を心がけています。経済的に余裕がなくてもできる社会貢献は必ずあります。
日々の暮らしの中で「自分にできること」を探し、実践していくことが、回り回って自分の幸福にもつながるのではないでしょうか。
皆さんも、目標に向かって行動し、健全な欲を持ち、そして社会に貢献する―この3つのポイントを意識してみてはいかがでしょうか。きっと金運だけでなく、心の豊かさも手に入るはずです。